介護業界で注目されている資格の1つに実務者研修と呼ばれるものがあります。この資格は、質の高い介護サービスを安定的に継続して提供していくことを目的として設立されたものです。この資格を取得することで、基本的な介護知識やスキルが身についていることを示すことができます。
実務者研修の大きな特徴として、修了試験の実施が義務付けられていない点が挙げられます。ただし、スクールによっては受講した内容を把握しているかをチェックする目的で試験を行っているところもあるようです。そのため、試験の有無については、受講スクールに直接確認することが望ましいです。
受講しようとするスクールで仮に試験が課せられたとしても、それほど心配する必要はないです。何故なら、受講内容をしっかり聞いていれば、それほど難しい内容ではないからです。そもそも試験自体が落とすために実施されるものではありません。だから成績が悪かったとしても、追試をするので心配することはないでしょう。
合格率に関しては、ほとんどのスクールで公表していないため明らかになっていません。そのため、試験がないスクールならば、指定された科目を受講すればほぼ合格といって良いでしょう。試験が課せられるスクールでは、不合格になった場合でも追試で合格すれば問題ありません。つまり、ほぼ100%の確率で合格できると考えて差し支えないです。仮に合格率が100%でない場合は、途中で受講を辞退した方がいたためと考えられます。
介護職に関心を持つ人は増えていますが、初心者に是非知っておいてほしい資格として実務者研修と初任者研修があります。どちらの資格も介護の基礎知識やスキルがあることを示すために取得しておくことが望ましいです。全国各地にスクールがあるので、資料請求してみると良いでしょう。
実務者研修の場合、資格を取得すれば介護福祉士試験の受験資格を得ることができます。一方、初任者研修は、資格を取得しても介護福祉士の受験資格は得られません。介護福祉士を取得したいと考えているならば、実務者研修を取得することが望ましいです。
実務者研修では修了試験を実施する義務はないのに対し、初任者研修ではカリキュラムを終えた後に筆記試験が課せられます。ただし、受講するスクールによっては、実務者研修でも受講内容を理解しているか確認する目的で試験を行うことがあるので注意が必要です。
介護福祉士の資格を得るためには、実務者研修の受講カリキュラムを修了していることが必須です。そのため、将来のキャリアプランのために介護福祉士の資格を目指している人は、実務者研修のカリュキュラムを受講すると良いです。ちなみに、介護福祉士とは異なり実務者研修は初心者でも受講可能です。スクールに通う場合、受講料の割引キャンペーンなどを上手に活用すると良いでしょう。